土砂災害

土砂災害防災情報マップは、土砂災害が予想される場合や発生した場合に、市民の皆さんの自主的な避難行動を支援し、
土砂災害から人命を守るとともに、被害を最小限とすることを目的として作成しました。

早めの避難実施

 台風の接近、前線などで大雨が予想される場合は、テレビやインターネットなどで各種情報を取得し、災害への心構えを高めましょう。
 気象庁等から大雨、洪水及びはん濫等に関する注意報が発表されましたら、ハザードマップ等により、災害が想定される区域や避難所の場所、避難経路等を確認し避難行動の準備を行いましょう。

 土砂災害警戒情報が発表、また「土砂災害警戒情報に切り替える可能性が高い」とされている場合には、ハザードマップを確認し、お住まいの場所が命を守るために避難が必要な場所かどうかを確認しましょう。

 台風等の接近時には、災害が発生するよりも先に暴風が吹き始め、屋外への避難が困難となります。このため警報を待つことなく、暴風警報が発表されたときに、命を守るために必要な避難行動を開始しましょう。

 まだ、大丈夫だとは思いこまず、テレビやラジオの情報に注意して、早めの避難を心掛けましょう。

8つの危険信号に注意してください

  •  土砂災害は、予め発生の時期・場所を予測することが非常に困難な災害です。気象情報に注意して、危険を感じたら避難することが大切です。
     土砂災害が起こる場合、事前に山の斜面や川の流れに危険信号と思われる変化が現れることが多くあります。
     特に次の8つの危険信号に注意してください。

  • ①川が濁った

    川が濁り、木の枝などが混ざり始めた

  • ②水位が下がった

    雨が降っていないのに川の水位が下がった

  • ③亀裂が走った

    山の木が傾いたり斜面に亀裂が走った

  • ④石が落ちてきた

    山の斜面から石が転がり落ちてきた

  • ⑤わき水が止まった

    今まで枯れたことのない湧水が止まった

  • ⑥わき水が増えた

    湧水の量が急に増えた

  • ⑦井戸水がにごった

    普段澄んでいる沢や井戸水が濁ってきた

  • ⑧地鳴りがする

    地鳴りの音が聞こえてきた

前兆現象に気づいたら、周囲の人にも伝え、直ぐに避難をすることが大切です。

土砂災害の前兆現象に注意

 土砂災害には、「がけ崩れ」「地すべり」「土石流」の3つの種類があり、これらが発生するときには、何らかの前兆現象が現れることがあります。下に挙げたものは主な前兆現象です。こうした前兆現象に気づいたら、市から避難情報を待つことなく、周囲の人にも知らせ、いち早く安全な場所に避難することが大事です。

  • がけ崩れ

    •がけにひび割れができる
    •小石がパラパラと落ちてくる
    •がけから水が湧き出る
    •湧き水が止まる・濁る
    •地鳴りがする




    小石が落ちてくる

    水が湧き出る

  • 土石流

    •山鳴りがする
    •急に川の水が濁り、流木が混ざり始める
    •腐った土の匂いがする
    •降雨が続くのに川の水位が下がる
    •立木が裂ける音や石がぶつかり合う音が聞こえる

    山鳴りがする

    川の水が濁る

  • 地すべり

    •地面がひび割れ・陥没
    •がけや斜面から水が噴き出す
    •井戸や沢の水が濁る
    •地鳴り・山鳴りがする
    •樹木が傾く
    •亀裂や段差が発生



    水が噴き出す

    井戸の水が濁る

イラスト 資料提供 NPO法人土砂災害防止広報センター