土砂災害防災情報マップは、土砂災害が予想される場合や発生した場合に、市民の皆さんの自主的な避難行動を支援し、
土砂災害から人命を守るとともに、被害を最小限とすることを目的として作成しました。
皆さんが早めの防災行動をとれるよう、気象庁は大雨や台風などに関する防災気象情報を随時提供しています。
気象警報を発表するような激しい現象は、ひとたび発生すると命に危険が及ぶおそれがあります。
そうした現象が予想される数日前から気象庁では「警報級の可能性」や「気象情報」を発表し、その後の危険度の高まりに応じて「注意報」、「警報」、「特別警報」を段階的に発表しています。
※気象庁は、住民自らの避難の判断を下す際に参考となるよう気象情報に「警戒レベル○(3 ~ 5)相当」というように「相当」という表現を用いて発表しますが、市では、 市内の状況を見極めて避難情報を発令するため警戒レベルと警戒レベル相当は必ずしも一致しません。
土砂災害は、地中にたくさんの雨が貯まったところに強い雨が降ると発生しやすくなるという特徴があります。
近年、「集中豪雨」や「局地的大雨」が増えていますが、これらが発生した時は土砂災害の危険性も高まるので、特に注意が必要です。
・がけから水が湧き出ている
・普段澄んでいる湧水が濁ってくる
地盤の内部に新たな水の通り道ができた、または大量の地下水が流れたことで隙間が広がったために見られる現象です。
・がけに亀裂ができる
地表水の浸透や地下水の湧出、樹木の根の伸長等により、割れ目の結合力が弱まっているために見られる現象です。
・がけから小石がパラパラ落ちてくる
がけ表面の中で結合が弱い箇所から起きる現象です。頻度が多いとがけ崩れの発生の可能性が高まります。
・立木の裂ける音や大きな岩の流れる音が聞こえる
大きな岩同士がぶつかる音や立木の折れる音などが、下流まで聞こえることがあります
・急に川の流れが濁り、流木が混ざる
上流で発生した土石流が原因で、川に流入した土砂や倒木が下流へ流れてきたときに見られる現象です
・雨が降り続いているのに川の水位が下がる
上流で崩れた土砂により川を塞ぐ天然ダムができ、川の水を貯めているために見られる現象です
大雨警報(土砂災害)の発表後、命に危険を及ぼすほどの土砂災害の危険性が高まったとき、市が発令する避難勧告などの判断や、住民が自主避難を行う判断の参考となるように、神奈川県と横浜地方気象台が共同して発表する防災情報です。
土砂災害の危険が高まっている詳細な領域については、大雨警報(土砂災害)の危険度分布を確認してください。
周囲の状況や雨の降り方にも留意し、危険を感じたら躊躇することなく自主避難をお願いします。
斜面から逃げる
谷筋に対して斜面から 垂直に逃げる
屋外への避難が困難な場合、斜面から離れた部屋や2 階の部屋に移動して、自分の身を守る!
警戒レベルは、テレビやラジオ等で発表されますが、土砂災害の危険度に関する情報は気象庁や神奈川県のホームページで確認できます。