地震防災情報マップは、地震が発生した場合、
あなたのお住いの地域がどのくらい揺れるのか、液状化が発生する可能性があるかを色分けをして分かりやすくした地図です。
いざという時のために日頃から、強い揺れが想定される範囲、防災情報の入手方法・内容、避難の方法などを確認し、地震への備えに役立てましょう。
あなたの町の地震被害のおそれのある地区がどこにあるのかを知っておくことは、日頃から災害に備えるためにとても大切です。
地震防災情報マップは、想定地震において引き起こされる震度(揺れやすさ)、液状化状況の分布を示しています。
身近に危険な箇所がないかどうか、あらかじめ確認しましょう。
地面の「揺れの大きさ」と「地震そのものの大きさ」をさすものとして、「震度」と「マグニチュード」という2つの表し方があります。
震度は、ある場所がどのくらい揺れたかを表します。同じ地震であっても、震源からの距離や地盤の揺れやすさなどで、揺れの大きさは変わってきます。日本では、震度は0から7までの数字で決めています。そのうち、震度5と6は弱と強の2つに分かれているので、合計では次のページだんかいの図のように10段階あります。
マグニチュード(M)は、地震そのものの大きさを表します。震度は場所ごとにそれぞれ決まりますが、マグニチュードは一つの地震に対して一つの数字しかありません。震源から出てくるエネルギーの大きさによってマグニチュードの数字は決まるため、大きな地震ほど数字が大きくなります。 ある地震に比べてマグニチュードが0.2大きい地震は約2倍、1.0大きい地震は約32倍、2.0大きい地震は1,000倍のエネルギーを持ちます。
震度は、ある場所がどのくらい揺れたかを表します。同じ地震であっても、震源からの距離や地盤の揺れやすさなどで、揺れの大きさは変わってきます。日本では、震度は0から7までの数字で示します。そのうち、震度5と6は弱と強の2つに分かれているため、震度は合計10階級となっています。
● ほとんどの人が驚く。
● 電灯等のつり下げ物は大きく揺れる。
● 座りの悪い置物が、倒れることがある。
● 大半の人が、恐怖を覚え、物につかまりたいと感じる。
● 棚にある食器類や本が落ちることがある。
● 固定していない家具が移動することがあり、不安定なものは倒れることがある。
● 物につかまらないと歩くことが難しい。
● 棚にある食器類や本は落ちるものが多くなる。
● 補強されていないブロック塀が崩れることがある。
● 立っていることが困難になる。
● 耐震性の低い木造建物は、瓦が落下したり、建物が傾いたりすることがある。倒れるものもある。
● はわないと動くことができない。
● 耐震性の低い木造建物は、傾くものや倒れるものが多くなる。
● 耐震性の高い木造建物でも、まれに傾くことがある。
● 耐震性の低い鉄筋コンクリート造の建物は、倒れるものが多くなる。
気象庁 震度階級関連解説表より作成
地下水位の高い砂地盤などで地震による振動で地下水の圧力が高くなり、砂の粒の結びつきがバラバラになって地下水に浮いたような状態になることです。
2011年の東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)では東北地方から関東地方にかけて、多くの場所で建物が傾いたり、地中の水道管や下水道管が破損する液状化の被害が発生しました。
液状化は、緩い砂地盤であり、地下水に満たされている場合に起こりやすくなります。条件がそろった場所で、大きな地震が発生し激しく揺れると、砂の粒子が地下水の中に浮かんだ状態になり、液状化が発生します。 液状化が発生すると、建物を支える力が失われ、比重の大きいビルや橋梁は沈下し、比重の小さい地下埋設管やマンホールなどは浮力で浮き上がります。
砂等の粒がお互いにくっついて、その間に水がある状態
砂の粒同士が離れて、水に浮いた状態
バラバラになった砂の粒が沈んで、地面に水が出てくる
液状化危険度は、神奈川県公表のPL 値(※地盤の液状化の激しさの程度を総合的に表す指数)による液状化危険度の判定基準に合わせて作成されています。