「鎌倉市洪水防災情報マップ」は、神奈川県が公表した「洪水浸水想定区域図」を基に避難所情報等を加えて作成したハザードマップです。
また、「鎌倉市内水防災情報マップ」は、雨水の排水能力を超えた場合に予測される浸水範囲と避難所情報等を加えて作成したハザードマップです。
日頃から、浸水が想定される範囲、防災情報の入手方法・内容、避難の方法などを確認し、洪水、内水による浸水被害の備えに役立てましょう。
危険な状況のなかでの避難はできるだけ避け、安全の確保を第一に考えましょう
避難行動には、自宅外の安全な場所へ移動する「立退き避難(水平避難)」と、自宅の2 階など屋内でより安全な場所へ移動する「屋内安全確保(垂直避難)」があり、地域や状況によって避難の方法は異なります。特に、大雨や夜間における避難の場合は、自宅外への避難途中に被害にあう可能性があるため、避難するタイミングに応じて、最も適切な行動をとりましょう。
自宅外の安全な場所へ移動する方法です。
河川の近くや浸水深が大きくなる地域、土砂災害のおそれのある地域など、そこにいることが危険な場合は、避難所などへ立退き避難をしましょう。立退き避難(水平避難)は災害が発生する前に行うことが原則です。
自宅の2階など屋内でより安全な場所へ移動する方法です。
屋外へ出ることが危険な場合は、避難するタイミングに応じて自宅に留まり2 階へ移動するなど、屋内安全確保(垂直避難)をしましょう。
はん濫した水の流れは、勢いが強いため、膝程度(0.5m程度)の深さでも歩くことが難しくなります。浸水が始まった場合は、危険度に応じて高い堅牢な建物にとどまることも検討しましょう。
また、はん濫した水は、茶色く濁っており、水路と道路の境や、ふたが開いているマンホールの穴は、見えません。やむを得ず水の中を移動するときは、棒で足下を確認しながら移動しましょう。
避難所まで遠回りになっても、水が流れる方向と直角な道を通り、すみやかに浸水想定区域の外へ出ましょう。
●浸水が始まる前に避難を!
浸水が始まると、水深が浅くても流れの速さによっては足をすくわれます。また、側溝やマンホール、水路などが確認できず転落するおそれがあります。
●避難判断は自分で!
気象庁や市からの避難情報などの防災情報をもとに、自主的な避難行動を心がけましょう。
●移動手段は徒歩で!
車は故障や渋滞、災害の状況によっては動かなくなるおそれがあります。
建物の2階以上に移動して、自分の身を守る!
斜面から離れた部屋や、2階の部屋に移動して、自分の身を守る!
●避難時は動きやすい服装で!
特に靴は歩きやすい運動靴で。長靴は水が入るとかえって歩きにくくなります。
●移動は二人以上で!
一人だといざという時に助け合えません。
●夜間の避難は要注意!
夜間の避難は、周りの状況が確認しにくく、非常に危険です。可能な限り暗くなる前に避難しておきましょう。
●非常持出品を準備して避難!