土砂災害の危険
- 高知県における土砂災害の被害とは?
- 高知県は、面積の84%を山地(森林)が占めています。
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また、近い将来発生する可能性が高い南海地震などの大規模地震でも、土砂災害が発生する恐れがあります。
傾斜が急で険しい山地が多いことから、土砂災害が起こりやすく、被害が多発しています。 -
土砂災害には、「がけ崩れ」「地すべり」「土石流」の3つの種類があり、これらが発生するときには、多くの場合、何らかの前兆現象が現われます。
下に挙げたものは主な前兆現象です。
こうした前兆現象に気づいたら、周囲の人にも知らせ、いち早く安全な場所に避難することが大事です。 -
- 土砂災害から身を守る3つのポイント(政府広報オンライン)
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土砂災害の種類 がけ崩れ 地すべり 土石流 特徴 斜面の地表に近い部分が、雨水の浸透や地震等でゆるみ、突然、崩れ落ちる現象。崩れ落ちるまでの時間がごく短いため、人家の近くでは逃げ遅れも発生し、人命を奪うことが多い。 斜面の一部あるいは全部が地下水の影響と重力によってゆっくりと斜面下方に移動する現象。土塊の移動量が大きいため甚大な被害が発生。 山腹や川底の石、土砂が長雨や集中豪雨などによって一気に下流へと押し流される現象です。時速20~40kmという速度で一瞬のうちに人家や畑などを壊滅させてしまいます。 主な前兆現象
がけにひび割れができる
小石がパラパラと落ちてくる
がけから水が湧き出る
湧き水が止まる・濁る
地鳴りがする
地面がひび割れ・陥没
がけや斜面から水が噴き出す
井戸や沢の水が濁る
地鳴り・山鳴りがする
樹木が傾く
亀裂や段差が発生
- 山鳴りがする
- 急に川の水が濁り、流木が混ざり始める
- 腐った土の匂いがする
- 降雨が続くのに川の水位が下がる
- 立木が裂ける音や石がぶつかり合う音が聞こえる
- 土砂災害から身を守る方法とは?
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土砂災害はひとたび発生すると、大きな力でおそってくるため、多大な被害をもたらします。
人の命を奪うこともあります。 -
また、「いつ」「どこで」発生するかを予測することは難しく、土砂災害から身を守るためには早めの避難が大切です。
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- 雨量情報に注意しましょう
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土砂災害の多くは、雨が原因で発生します。
○1時間の雨量が20ミリ以上の大きな雨
○降り始めてからの雨量が100ミリ以上の雨
となる場合は、特に注意が必要です。
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- 土砂災害の前ぶれに注意しましょう。
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○斜面から水がわきでる。
○小石がパラパラ落ちてくる。
○流水がにごり、木などが流れてくる。
○山鳴り・地鳴りがする。
○雨が降っているのに水位が下がる。…などがあります。
このような現象がみられるときは、すぐに避難が必要です!
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- 土砂災害警戒情報に注意しましょう。
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○高知県と気象台では、大雨により土砂災害がいつ発生してもおかしくない状況になったときに、「土砂災害警戒情報」を発表しています。
○「土砂災害警戒情報」はテレビ・ラジオや市町村などを通じて、住民の皆様にお知らせされるとともに、気象庁のホームページでも確認できますので、この情報に十分注意しましょう。
- 土砂災害ハザードマップとは?
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土砂災害ハザードマップは、土砂災害のおそれのある区域や避難施設を表したもので、土砂災害に関する知識を深め、早めの避難に役立てられるように作成されています。
土砂災害ハザードマップは次のような防災対策に活用できます。
1.普段から危険な箇所を知ってもらうことにより、住民の自主避難に活用する。
2.市町村が防災対策として警戒避難体制を整備する際の資料として活用する。
3. 土地開発や住宅建築、住宅地区の取得などの際に、自主的な防災対策に活用する。
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- ハザードマップの例
- 土砂災害は、この指定した区域以外でも発生する可能性があります。山際や谷筋にお住まいの方は、大雨の時には土砂災害に注意しましょう。
- 避難場所をあらかじめ確認しておきますと、いざというときに早く行動できますので、家族で話し合っておきましょう。
- 土砂災害ハザードマップを見てみよう
- 高知県防災マップで公開されているハザードマップを見てみましょう。まずは、主な2つのハザードマップを紹介します。
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- 土砂災害警戒区域・特別警戒区域
- 地図を見る
- 土砂災害防止法で指定した土砂災害警戒区域・土砂災害特別警戒区域がわかります。
- 土砂災害危険箇所等
- 地図を見る
- 土砂災害に関する警戒箇所がわかります。
- 砂防法指定地
- 地図を見る
- 土砂災害に関する指定区域がわかります。