液状化の危険
- 高知県における液状化の被害とは?
-
地震が発生すると、高知県内の低地や埋立地等では、液状化が発生する可能性があります。
液状化が発生した場合、建物や道路に大きな被害をもたらします。
最大クラスの地震が発生した場合、高知県では約1,100棟の建物が液状化によって全壊してしまうことが想定されています。 -
- 液状化発生のメカニズム
-
-
1.液状化が起こる前
地中の砂質土は、砂の粒同士の摩擦力によって安定を保っています。
このとき、砂の粒同士の間には、わずかに水分が存在しています。
-
-
2.液状化した瞬間の状態
地震によって連続した振動が加わると、砂の粒の間にある水分により、砂粒子間のかみ合わせが外れて水に浮いたようになります。
この状態が液状化した瞬間です。
地盤は強度を失って、建築物等に被害を及ぼします。 -
-
3.液状化後の状態
時間の経過によって、砂の粒が下方へ詰まっていくことにより、体積が減少して地表面が沈下します。
その際に砂の粒の間にあった水分の排出も進んでいきますが、その一部が地表面に噴き出すこともあります。
- 液状化ハザードマップの活用方法
- 液状化ハザードマップは、液状化のリスク等を分類して地図上に示したものです。
-
液状化が発生すると、建物の倒壊や道路の沈下が起こり、通行が難しくなる場合があります。
液状化が発生する可能性が高い場所をあらかじめ確認しておき、より安全に避難できるルートを考えておきましょう。 -
- ハザードマップの例
- 液状化ハザードマップを見てみよう
- 高知県防災マップで公開されているハザードマップを見てみましょう。
- 液状化可能性予測図
- 地図を見る
- 液状化による危険度がわかります。