広島県ため池マップでは、
県民の防災意識の向上を図り、災害時に県民がより的確に行動できることを目指し、
ため池による危険度情報を掲載しています。
全国のため池の被災原因(平成20~29年)
引用元:農林水産省
ため池の整備水準を上回る大雨や地震などにより、ため池の堤体が損傷を受けることがあります。
また、土砂災害により堤体が損傷を受ける場合もあります。
ため池が決壊すると,甚大な被害をもたらす可能性があります。
集中豪雨や長雨によってため池の水位が上昇すると、堤体に水が浸透し漏水が発生したり、越水した水の勢いで堤体が浸食され、決壊に至る恐れがあります。
地震の揺れにより堤体に亀裂や漏水が発生したり、地盤の液状化により堤体が変形することで決壊に至る恐れがあります。
ため池の災害には次の特徴があります。
●地震時は決壊の予兆がわからない場合があります。
●決壊すると大量の水が短時間で押し寄せる可能性があります。
●ため池の下流では大きな被害になることもあります。
●土砂災害(土石流)を伴う場合があります。
ため池マップで公開している浸水想定区域図は,ため池が満水状態の時に,堤体が瞬時に決壊するという最も不利な条件によりシミュレーションを行っており,浸水が想定される最大の範囲を示しています。
PDFファイルでは、浸水想定区域と浸水した時の最大水深を水深ごとに色を変え表示し,また,その地点にどれだけの時間で流れが到達するかを示した到達時間を一つの図面上に表わしています。