■地震・津波ハザードマップに掲載されている各種データについて
本サイトで公表されている「震度分布」「液状化危険度分布」「津波浸水想定域及び最大浸水深分布」「浸水が30㎝に達する時間」は、
豊橋市南海トラフ地震被害予測調査(平成26年8月28日 豊橋市防災会議公表)に基づき、南海トラフで発生する海溝型の地震が生じた場合に、
本市で想定される震度及び液状化、津波による浸水想定等を示したものです。
なお、豊橋市南海トラフ地震被害予測調査は、一定の条件のもとに本市の被害について想定を行ったものです。実際に発生する地震の規模や揺れ、
津波の発生状況は、必ずしも想定どおりのものとなるとは限りません。
地震モデル、前提条件等詳細につきましては、豊橋市南海トラフ地震被害予測調査ホームページ
(URL:
http://www.city.toyohashi.lg.jp/16584.htm) をご覧ください。
■地震・津波のモデルについて
①「過去地震最大モデル」
南海トラフで繰り返し発生している地震・津波のうち、発生したことが明らかで大きいもの(宝永地震、安政東海地震、安政南海地震、
昭和東南海地震、昭和南海地震の5地震)を重ね合わせたモデルです。本モデルは、「愛知県東海地震・東南海地震・南海地震等被害予測調査
(以下、愛知県(2014))」により、愛知県が内閣府と方針等について相談しながら検討した震源及び波源モデルであり、全体の地震規模等
については、現在内閣府にて検討中です。
②「理論上最大想定モデル」
内閣府が平成24年8月29日に公表した南海トラフで発生するあらゆる可能性を考慮した最大クラスの地震・津波を想定したモデルです。
本サイトでは、内閣府が公表した地震ケース5通り及び津波ケース11通りのうち、本市全体で被害が最大となるケースの結果を掲載しています。
【地震ケース】:東側ケース
【津波ケース】:津波浸水想定域及び最大浸水深分布(津波ケース①⑥⑦⑨の重ね合わせ)、
浸水が30㎝に達する時間(津波ケース①)
■震度分布について
250mメッシュ単位で算定を行っています。
■液状化危険度分布について
250mメッシュ単位で算定を行っています。液状化危険度分布は、愛知県(2014)により県が収集したボーリングデータや微地形を参考に
作成された地盤モデルによる想定です。危険度判定にあたっては、地盤改良等の液状化対策効果は見込んでいません。
また、個々の区画の危険度は、個別に調査する必要があります。津波浸水想定域及び最大浸水深分布、浸水が30㎝に達する時間について
5mメッシュ単位で算定を行っています。津波浸水想定域等の津波シミュレーションにあたっては、愛知県(2014)による前提条件を使用しています。
■津波浸水想定域及び最大浸水深分布、浸水が30㎝に達する時間について
5mメッシュ単位で算定を行っています。津波浸水想定域等の津波シミュレーションにあたっては、愛知県(2014)による前提条件を
使用しています。
地震・津波 |
「過去地震最大モデル」の津波 |
「理論上最大想定モデル」の津波 |
地殻変動量 |
考慮 |
考慮 |
初期潮位(T.P.)※ |
三河港=1.0m |
三河港=1.0m |
盛土構造物(土堰堤) |
東海・東南海地震(愛知県東海地震・東南海地震等被害予測調査H15.3)に対し耐震性を有している箇所および液状化危険度が小さい箇所については50%沈下、それ以外は75%沈下 (いずれも越流したら破堤) |
75%沈下 (越流したら破堤) |
コンクリート構造物 |
震度6弱以上で倒壊 |
震度6弱以上で倒壊 |
樋門樋管・水門・陸閘門 |
耐震化かつ遠隔操作化・自動化対応している施設及び常時閉鎖施設は閉鎖、それ以外は開放 |
常時閉鎖施設のみ閉鎖 |
防波堤 |
沈下量を推定し、越流水深2mを超えると倒壊(三河港神野北防波堤は沈下量を推定し、越流しても倒壊しない) |
震度6弱以上で倒壊 |
計算時間 |
12時間 |
12時間 |
※初期潮位T.P.=1.0mは、三河湾沿岸における朔望平均満潮位(朔(新月)及び望(満月)の日から5日以内に現れる、各月の最高満潮面の平均値)の中で、平成15年から平成24年の10年間の平均値をもとに設定しています。